アトピー性皮膚炎とは?
アトピーとはギリシャ語の“特定されていない”、“奇妙な”という意味の
“アトポス”を語源とした言葉で、20世紀にアメリカの皮膚科医が
“アトピー性皮膚炎”という病名を使用したのが始まりです。
特徴
・痒みを伴う湿疹が全身にできる
・皮脂の分泌量が少なく、角質層の水分を保つ力が弱い
・皮膚が乾燥しやすく、皮膚のバリア機能が低下している為、外からの刺激に弱い
アトピーの原因は?
カラダの代謝産物の排泄機能の低下です。
カラダは生きていく為に様々な栄養素を吸収し、その吸収した栄養素で
エネルギーを生産し、壊れたり、古くなってしまった組織を再生・修復しています。
その時にできる物質で、カラダにとって不必要な物は
呼吸や発汗、排尿、排便などでカラダの外へ排泄される機能が備わっています。
アトピーを発症するカラダは、その排泄機能が低下し
排泄されないといけない代謝産物が皮膚の下に溜まってしまい
その行き場を失った代謝産物が皮膚から出ようとして、肌に障害が生じています。
排泄機能の低下の原因は?
排泄機能の低下の原因は、内臓機能の低下です。
内臓機能の低下の原因には先天的なものと、後天的なものがあります。
先天的原因
胎児の間の母体からの影響です。
母体のお腹の環境が悪いと、赤ちゃんの内臓がしっかり作られずに生まれてきます。
後天的原因
栄養状態やストレス、生活環境や化学物質などが内臓機能の低下の原因になります。
アトピーの原因は、
内臓機能の低下によるカラダの代謝産物の排出機能の低下です。
アトピーの3つのタイプとタイプ別原因
アトピーのタイプをお話しさせて頂く前に、まず知っておいて頂きたいのは
呼吸運動を始めとするカラダの機能の運動が
骨格と内臓との連動によって行われていることです。
つまり、骨格の動きが悪くなければ内臓の働きも悪くなり
逆に内臓の働きが悪くなれば骨格にも影響を及ぼします。
タイプ1.顔に症状が出るタイプ
顔にアトピーの症状が出るタイプで、原因は肝臓機能の低下から発症します。
肝臓機能が低下すると、肝臓と連動している
おでこの骨(前頭骨)の動きが悪くなります。
おでこの骨(前頭骨)の動きが悪くなることによって
頭や顔の骨全体(頭蓋骨)の動きが悪くなり、アトピーの症状が顔に発症します。
タイプ2.肘や膝などの関節に症状が出るタイプ
顔にはアトピーの症状は発症せずに
肘や膝裏などの関節の皮膚の柔らかい部分に発症するタイプです。
その原因は腎臓機能の低下です。
腎臓の機能が低下することによって、水分がしっかり排泄されずにカラダに溜まり
皮膚の柔らかい部分より外に出ようと、皮膚に障害が発症します。
タイプ3.顔と関節の両方に症状が出るタイプ
内臓全体の機能低下により、頭や顔の骨だけでなく
骨格全体の動きが悪くなり、カラダ全体に症状が発症するタイプです。
以上、アトピーのタイプ別の原因についてお話しさせて頂きましたが
要は、アトピーは皮膚に症状を発症する疾患ですが、皮膚に問題があるわけではなく
骨格と内臓に問題があることを知って下さい。